履歴書に押す印鑑は、シヤチハタではなく認印を用意しましょう。
◆履歴書にはシャチハタは不可
履歴書に押す印鑑は、浸透印であるシヤチハタ印は不可です。必ず朱肉を使って押す印鑑を用意しましょう。
シャチハタ印は、インクで押すスタンプ式のハンコです。スタンプ印は簡易的な位置づけであり履歴書などの公的なビジネス文書に用いる印鑑にはそぐわないとみなされているからです。
履歴書という正式な書類には認印という正式な印鑑が必要なのですね。
◆朱肉を使う認印を
実印や銀行印などの届出印を押す必要はありません。日常的に用いる認印を押印します。
※印鑑には大きく分けて実印・銀行印・認印 の三種類があり、実印は印鑑登録に・銀行印は金融機関に届出る大変重要な印鑑です。実印・銀行印は履歴書などの書類に押すには適していない印鑑ですので、「認印なんて持ってないから銀行印で代用しよう。。」ということは避けましょう。
またその認印も、大量生産の画一的な三文判で間に合わせる方も多いかもしれませんが、もし余裕があるならばきちんとした良い認印を一本あつらえてみませんか?
印鑑なんてそんなに気にする要素ではない。。かもしれませんが、「パっと見た印象」の影響力は、存外に大きく侮れません。
きちんとした良い印鑑で相手に対する誠意の姿勢を示すことも、相手の会社や企業や面接官の方へ気持ちの表し方の一つ、なのです。
◆印鑑の書体は?
大切な就職活動に使う印鑑、ということで吉相体という字体に希望の運気を込めて彫刻してもらうこともできます。あなたの意気込みや希望や決意を、印鑑に反映させてみませんか?
認印は、社会人となってからも仕事印として引き続き必須アイテムとなるので、社会へと己の一歩を踏み出す上でも ちょうど良い機会でもありますね。
◆認印のサイズは?
認印のサイズは、一般的には
男性は 12㎜か13.5㎜
女性は 10.5㎜か12㎜ がよく使われるサイズとなっています。
ただし、会社で用いる場合に上司の方の認印より大きなサイズは避けた方が良いでしょう。
そのことを踏まえると、就職活動や新社会人の機に認印をお作りになるなら男性は12㎜、女性は10.5㎜をおすすめします。
履歴書を作成する時のコツ。
◆まず最初に印鑑欄に押印をしてしまいましょう。
せっかくミスなく書き上げた履歴書なのに印鑑で失敗した!というのではあまりに残念ですね。忙しい就活戦線、少しでもロスのないように心がけてみましょう。
最初に印鑑を押しておけば押印ミスでも切替えしやすですよね。
印鑑を押した後は、朱肉が乾くまで待ってから記入しましょう。せっかくきれいに押せたのに乾ききっていなかったために手で擦ってしまってはもったいないですね。
◆もしも押印を失敗してしまったら。。。
もしも曲がったり失敗してしまった場合は潔く新しい履歴書に変えてやり直しましょう。履歴書では修正液や修正テープの使用・印鑑の二度押しなどは言語道断! 厳しいようですが、履歴書一枚でまずあなた自身をPRし、採用担当の方に判断していただかなくてはなりません。印鑑の押印ミスで印象を下げることのないようにしましょう。
◆押し方にコツってありますか?
上手な印鑑の押し方は こちら を御参考にしてみてください。コツを知って何度か練習してみれば、美しく押印できるようになりますよ。
◆一般的な書類への押印は十分注意を!
ちなみに、履歴書の場合、、といことで「まず最初に印鑑を」とアドバイスいたしましたが、
一般的には印鑑は、「この書類の内容を承認し受け入れた」ことを証明する「証(あかし)」として押印するものですから、何も書かれていないまっさらの書類に印鑑だけ押す、ということは大変危険です。(白紙押印すると、悪用される事例もあるそうです。)
通常においては白紙用紙や内容を確認しない書類への押印は決してなさらないよう お気をつけください。
◆最近では、押印不要の履歴書も
文具店や書店などで市販されている履歴書は、以前は必ず押印欄が付いたものでした。しかし、最近では押印欄そのものが無いタイプの履歴書も多く売られています。
このように押印欄の有る無し二種類の履歴書があるのは、平成9年に閣議決定された「押印見直しガイドライン」が背景にあります。「押印を求める必要性や実質的意義が乏しく、押印を廃止しても支障のないものは廃止し、記名のみでよいこととする。」ということから履歴書などへの押印は必要性や実質的意義に乏しいもの、とされ押印を廃止しても良いこととなったためです。
ですから押印欄そのものが無い履歴書にわざわざ印鑑を押す必要はございません。ただし、押印欄のある履歴書であれば押し忘れ?と判断されかねませんので、きちんと押印はしましょう。
押印欄の無い履歴書は押印不要/押印欄のある履歴書は押印必要、とお考えください。
就職が決まったら・・・・
お給料の振込用銀行口座を開設するための銀行印と、荷物の受け取りや簡単な確認印用に シャチハタのネーム印 なども作りましょう。
就職戦線においても、その後の社会生活においても、事前の周到な準備・用意がカギとなります。頑張ってください!
印鑑作成 のご相談うけたまわっております
お電話(0778-51-0628)やFAX(0778-53-1133)、メール: toiawase@kaiunya.jp などでもうけたまわっておりますのでお気軽にお問合せください。
人生や幸せな日々の「あと押し」となる、そんなかけがえのない あなたのための「しるし」となりますよう お手伝いいたします。