独立・開業します。会社設立するための法人用印鑑を作る時のアドバイスとは?
『この度、満を持して独立開業することになりました。会社を設立する上でどのような印鑑を作ればよいでしょうか?』
これまで積み重ねてきた努力が実っていよいよ開業を迎える・・・自分自身培ってきたことの集大成としての独立開業。もちろんここがゴールではなくスタートであり、新たな挑戦の日々です。
たかが印鑑? されど印鑑!!
独立開業や新規事業を起す場合、法人登記はもとより、その後の様々な手続き・申請・契約などに印鑑が不可欠です。
そしてその印鑑は、経営者・責任者・代表者であるあなた自身を表現する大切なアイテムとなります。そしてもちろん会社としての責任と意志を証明するもの。
たかが印鑑。。。と思うなかれ。
印鑑だけでアイデンティティは語れませんし、もちろん実績も実力も表現はできません。
しかし、良い印鑑を持っていることは、仕事で用いる大切なアイテムにも心を配るという最低限のビジネスマナーとも言えるのです。
相手への信用を得る上でも、信用に足る印鑑をあつらえましょう。
1.会社設立に必要な印鑑とは?
2.会社印鑑のオーダーの仕方
3.会社印鑑についてもう少し詳しく
4.会社印鑑作成は余裕を持って
5.個人事業主やフリーランスはどのような印鑑が必要ですか?
新たな事業を開拓するには、まず己への自信と周りからの社会的信用が不可欠です。
頼れる印鑑を持つことは、独立開業への大きなお守りとなることでしょう。
1. 会社設立時に必要な印鑑
会社設立に際し、次の印鑑を揃えましょう。会社用の印鑑はもちろんですが、設立登記までに代表者となるあなた個人の印鑑も必要となりますので、ちゃんとした印鑑をご用意されていない場合はこれを機に個人印鑑も準備しておきましょう。
登記までに何かとあわただしい時期ですから、きちんとした印鑑を準備しておくことで事務処理もスムーズに行うことができます。
◎法人として用意すべき会社用印鑑
会社 実印・・・株式会社 合同会社 法人 NPO法人 社団法人 等の法務局での設立登記にまず必要となります。
会社 銀行印・・・銀行等の金融機関の口座開設・契約。
会社 角印・・・一般事務や契約の際の対外的な「社印」として使用。
会社 認印・・・印鑑証明のいらない日常的な契約や書類作成に使用。
ゴム印・・・住所・会社名・代表者名などを押印できるゴム印。
会社の設立及び通常の業務にはこれらの会社印鑑のセットが必要となります。
また、設立登記には、代表者としてあなたの個人印も必要です。開業後も役員として個人の印鑑は必要となりますので、これを機にきちんとした個人印もあつらえておくと良いですね。
◎代表者個人として用意すべき印鑑
個人 実印 ・・・会社役員として起業手続きの時の際に必要です。
個人 銀行印 ・・・開業前の金融機関との取引や資金調達・保険契約等各種契約などで必要となります。
個人 認・仕事印・・個人の名前で交わす書類の確認印として。
女性が使う印鑑のサイズとしては、(13.5ミリ/12ミリ/10.5ミリ )が一般的ですが、
独立起業、という大きな目的を持って使用する場合は敢えて大きめサイズで作ることをお勧めします。
小さな印鑑をポン!よりも、どっしりとした大きな印鑑を押す方が、「おっ!信用できそう。。。」と思えませんか?ちょっとした印象、って意外と大切で大きいものなのです。
会社印や代表者印として用いる印鑑は、言わば「会社の顔」「代表者の顔」といえます。
大切な場面で自信を持って押せる印鑑をあつらえることで、円滑なお仕事や信頼へと結びつくことでしょう。
一度作成し印鑑登録や届出をした印鑑はなかなか変えることはございませんので、法人登記の際はぜひよい印鑑を揃えておきましょう。
2.会社印鑑のオーダーの仕方
会社印鑑と個人印鑑はどこが違いますか?
会社印鑑の特徴は、丸印は二重丸に文字を配置すること、角印があること、です。
丸印の外側の周りにぐるりと彫刻するのは会社名です。(例:株式会社小林大伸堂)。これを「回文」と言います。中には印鑑の種類に応じて「代表取締役之印」「銀行之印」「理事長印」などの文字を縦書きに彫刻します。これを「中文」と言います。
角印は、四方の角を丸く仕立てます。これは『角を立てず円満に事業が進むよう」との願いを込めた形です。角印には正式社名を彫刻します。
印鑑の文字の彫刻の仕方
【会社実印】
回文:会社名称(例:株式会社小林大伸堂 など)
中文:代表取締役、代表之印、理事長印 など
と彫刻します。
【会社銀行印】
回文:会社名称(例:株式会社小林大伸堂 など)
中文:銀行之印、会計之印 など
【会社認印】
回文:会社名称(例:株式会社小林大伸堂)
中文:代表取締役印、代表之印、理事長印、契約之印 など
【会社角印】
正式会社名称を縦書きで彫刻します。字数のバランスをとるために会社名の後に、「印」「之印」などを入れることもあります。
文字の字体は?
縁起の良い吉相体にて彫刻します。吉相体は、会社名の画数を吉数に整え八方位と呼ばれる運気を込めて彫刻する字体です。複雑な書体ですので、会社印鑑にふさわしいオリジナルの印影にてお仕立てすることができます。
縁起の良い吉相体。八方位の運気をお選びいただけます。 |
印鑑のサイズ
印鑑のサイズは、事業規模やご予算に応じてお選びいただくと良いでしょう。中サイズ/大サイズ/特大サイズいずれも、会社印鑑としては一般的で見劣りしない良いサイズの組合せとなっています。
もちろん、上記以外のサイズの組合せでもご注文いただけますので、お気軽にご相談下さいませ。
会社設立印鑑について詳しく知りたい方は、専門サイト【 開運会社印鑑 小林大伸堂 】 もございます。
馴染みの無い会社印鑑について、もう少し詳しくご説明しましょう。
3.会社印鑑についてもう少し詳しく
[会社実印]
会社実印とは
法務局に登録する法人組織の実印です。会社設立の際、法人登記に必ず必要となります。経営者が会社の代表者として対外的に会社を代表して重要な契約を執り行う際に用います。
個人の実印と区別するために回文と中文の2重枠になっています。外側の回文に「会社名」を入れ、内側の中文に「代表取締役印、代表之印、理事長印」などの字入れをします。
会社実印などの法人印では、個人のお名前は基本的には入りません。例えば、代表取締役山田太郎、と彫刻はしないのです。個人名を入れると、社長が変わるとそのたびに会社実印を作り変え・印鑑登録しなすこととなってしまいますね。
[会社銀行印]
会社銀行印とは
会社・法人用の金融機関出納や保険のご契約など、会社として金銭に関わるご契約に使用する印鑑です。
個人の銀行印と区別するため、印影が回文と中文の2重枠になっています。
外側の回文に「会社名」を入れ、内側の中文に「銀行之印」「会計之印」などの字入れをします。
サイズは、会社実印より一回り小さいサイズで16.5mmがおすすめです。
[会社認印]
会社認印とは
会社認印は、印鑑登録をしていない印鑑で、印鑑証明のいらない軽微なご契約や書類作成に使用します。(⇔会社実印は法務局にて印鑑登録された印鑑です。)
会社実印同様、回文と中文の2重枠になっており、一般的に外側には「会社名」を、内側には「代表取締役印、代表之印、理事長印・契約之印」等と字入れします。
たとえば役職印として作る場合は、 「取締役印」「会長之印」「部長之印」等の役職名が入ります。
あるいは支店印として作る場合には、内側に「支店之印」「支社之印」と彫刻します。
このように会社認印は、役職者や支店など、認印として必要に応じて作成・使用することになります。
印鑑を区別するために、会社実印・会社銀行印よりも一回り小さいサイズで作成します。
法務局や銀行などに登録する会社実印や金融機関との契約に用いる会社銀行印とは必ず区別し、
一般事務用の認印としてお使いください。
[会社角印]
会社角印とは
会社角印は、会社名だけを彫った四角い印鑑です。
印鑑証明を必要としない契約や社外文書(請求書や納品書・見積書・注文書など)、稟議書などの社内文書に捺印します。
また、丸印と併用して使用することにより よい印象を相手に与え会社の信用につながる大切な役割を果たすことから「社印」とも言われます。
官公庁職印、法人用の会社角印、組合印、団体などの印鑑、商店や工業所印など、会社名や団体名で作成し、おくり字に「印」や「之印」が入ることもあります。(縦横の文字バランスのため)
会社印鑑の配字について(まとめ)
Q.丸印・角印という言い方を聞きますが・・・。
A.会社印独特の印鑑の言い方です。
丸い形の会社実印が「丸印」、四角い角印が「角印」です。(そのまんまですね。。。。)
「ではここに丸印と角印を押印してください。」といった使われ方をします。
同じ印鑑なのに、言い方がいろいろで分からなくなることもあります。よく耳にするのが、会社実印を代表者印と言ったり丸印と言ったりする。会社角印を社印と言ったり角印と言ったりする...といった例でしょうか。呼び方が違うので混乱しそうですが、慣れれば大丈夫でしょう。
Q.デジタル電子印鑑は必要でしょうか。
A.お取引先様とのやりとりに応じてご用意いただくとよいでしょう。
書類の発行をPDFで行う機会も増え、デジタル電子印鑑の需要も高まりつつあります。業務上利便性が高いのであれば、印鑑作成の際に併せてご用意いただくと良いですね。
※デジタル電子印影は、実印や銀行印など登録印・届出印は対応しておりません。
[ゴム印]
代表者ゴム印と組合せゴム印
必ずしも用意しなければいけない印鑑ではありませんが、ゴム印はぜひ会社印注文時に一緒に作っておきましょう。開業後の様々な事務手続きや営業開始後の作業に、このゴム印があるとないとでは大きく効率に差が出てまいります。
住所・会社名・代表者名が一つになった「代表者ゴム印」と、パーツごとにバラバラに組合せをその都度変更して使える「組合せゴム印」があると、とても便利で業務がスムーズにすすみます。もちろん見た目の印象も良いですね。
4.会社印鑑作成は余裕を持って
独立・開業にあたり、準備期間や開業直後は膨大な事務手続きや届け出の作業が必要です。煩雑な雑務や打ち合わせも多いことでしょう。
早めに良い印鑑をそろえておくことで、迅速かつ円滑に物事を進められ、そのことが自信や信用にもつながっていきます。納期についてのご相談も承っております。
法人登記・会社設立の流れは、こちら をご参考くださいませ。
また、法人登記に必要なご印鑑につきましては こちら もご参考に。
5.個人事業主やフリーランスはどのような印鑑が必要ですか?
以上は株式会社として法務局に設立登記する場合に必要となる印鑑についてのご説明です。では、法人ではないけれど個人経営でショップを開くなら?クリエイターとしてフリーランスでお仕事をするなら?どんな印鑑が必要でしょうか?
個人事業主の方が必要な印鑑については、「個人事業主が必要な印鑑はコレ!」でご説明しておりますのでご参考くださいませ。
新たなチャレンジへと果敢に扉を開く時です。どうぞ良い印鑑にて気持ち良く前向きに前進してゆけますように。
印鑑作成 のご相談うけたまわっております
お電話(0778-51-0628)やFAX(0778-53-1133)、メール: toiawase@kaisyain.jp などでもうけたまわっておりますのでお気軽にお問合せください。
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