入籍の大切な手続き、婚姻届に押す印鑑は 認印?旧姓の印鑑?
結婚を間近に控え、幸せな気持ちでいっぱい。
お式や披露宴、ハネムーンや新居のことなど、ワクワクするような幸せな日々ですね。
でも、今一度気持ちを引き締めて大切な届出のことにも目を向けてみましょう。
婚姻届の手続きや段取りのこと、大丈夫でしょうか?
婚姻届を提出して初めて、お2人が結婚された証明となり新しい戸籍が作られます。
お役所への届出、ということでしっかり手続きに挑みましょう。
〈1〉婚姻届に必要な印鑑は?
〈2〉証人が必要です
〈3〉婚姻届の記入方法
〈4〉婚姻届に必要な物
〈5〉婚姻届の提出
についてご説明いたします。
〈1〉婚姻届に押す印鑑は?
シャチハタ印ではなく「朱肉を使って押す印鑑」を使いましょう
シャチハタ印やゴム印は、婚姻届には不可とされています。必ず「朱肉を使って押す印鑑」を用意しましょう。
なぜシャチハタ印では駄目なのですか?
シャチハタ印が不可とされるのは、インクを使うスタンプ式のゴム印であるシャチハタ印は、インクの劣化やゴムの変形の可能性があるため、正式な文書では使用不可、とされているからです。
(シャチハタ不可、については、例えば他の届出書類や履歴書などでも同じことが言えます。)
認印?それとも実印?
婚姻届に押す印鑑は実印でなければならない、という規定はありません。認印でも実印でも、あなたを証明する印鑑であれば良いのです。基本的には認印を捺印します。
婚姻届には、「旧姓」を記入して「旧姓」の氏名の印鑑を押します。
婚姻届を出して初めて新しい苗字になるわけですから、婚姻届は「旧姓」の氏名を記入し「旧姓」の氏名の印鑑で押印することになります。
旧姓:田中美和さんの場合でしたら、「田中美和」と記入します。印鑑は、旧姓の「田中」の認印もしくはお名前の「美和」の名前の印鑑どちらでも押印していただけます。
「名前」の印鑑でもOK!
旧姓のフルネームで署名捺印 、ですので、「名前のみ」の印鑑ももちろんOK!なんですよ。
女性は結婚を機に銀行印や実印を新しく作る方が多くいらっしゃいます。新しい「名前だけ」の印鑑で婚姻届けに捺印するのも素敵ですね。
名前で作る印鑑なら、優しい字体の文字が嬉しい。
結婚する女性のための 新生活に必要な印鑑作成については、
結婚(入籍)を迎える女性のための印鑑 ページ をご参考くださいませ。
〈2〉証人の印鑑 も忘れないで!
婚姻届は、成人2名の証人が必要となります。
証人は、両親や兄弟などご家族の方にお願いしてかまいませんが、
その場合は自分が押した印鑑とは別の印鑑 を用意して押してもらう必要があるのでご注意ください。
もちろん、証人お2人の印鑑も、シャチハタやゴム印は不可です。認印を用意しておいてもらいましょう。
婚姻届の記入の際にスムーズに記入捺印してもらえるよう、前もってお願いしておくと良いですね。
〈3〉婚姻届の記入方法
・提出日
窓口に届け出た日=入籍日となります。
時間外に提出した場合は翌日や休み明けに受理されますが、提出日が入籍日となります。
(ただし、書類に不備がないように)
・氏名(上)と届出人(下)
新郎・新婦共に旧姓で記入します。旧字体も正確に書きましょう。
・署名押印
それぞれの旧姓の印鑑を押します。
旧姓の姓の印鑑でも、下の名前の印鑑でもOKです。
(シャチハタやゴム印は不可ですので、朱肉を使って押す印鑑が必要です。)
・住所
それぞれの住民票がある住所を記入します。
・婚姻後の夫婦の氏
選択した氏が戸籍の筆頭者となります。
(一般的には夫の氏)
・新しい本籍
住所と同じ土地にしておくと今後の手続き等で便利なことが多いと言えます。
・証人
親・兄弟・友人等、成人の方ならだれでもOKです。前もって証人の署名捺印をしてもらえるようお願いしておきましょう。
親や兄弟にお願いする場合は、自分が捺印した印鑑とは別の印鑑が必要です。
証人もシャチハタやゴム印は不可です。
・提出先
書類に間違い等あった場合に後日連絡が来ることもあります。連絡が取れる番号を記入しましょう。
〈4〉婚姻届に必要な物
- 婚姻届書
- 戸籍謄本
- 印鑑(お二人それぞれのもの)
- 本人確認書類
●婚姻届書
どこで貰ってくるの?
婚姻届は全国どこのお役所でもらってもかまいません。
最寄のお役所でもらってきても良いですし、最近では「ご当地婚姻届」や「お洒落な婚姻届」などもブームなようで無料・有料でダウンロードできるサイトも多くあります。
お役所で婚姻届書をもらってくるのであれば、その際に係の人に不明な点や疑問点を前もって聞いておくと良いでしょう。
書き間違えたら?
書き損じた場合、修正テープや修正液で直すと受理されません。訂正印(それぞれが押した印鑑と同じものを押印します)を押したうえで修正すれば受理されますが、一生に一度・新しい2人の門出の届出書ですので書き損じた場合は書きなおす方が多いようです。予備の用紙をあらかじめもらっておきましょう。
●戸籍謄本
婚姻届を提出する役所の所在地とお二人の本籍が異なる場合に戸籍謄本が必要となります。
婚姻届の提出先=新郎・新婦の本籍が同じ であればお二人とも不要。
どちらか一方もしくはお二人ともが提出先と本籍が異なるなら それぞれの戸籍謄本が必要、となります。
例えば、新郎の方が東京に本籍が、新婦の方が大阪に本籍がある場合。
→東京で婚姻届を提出するなら:新婦の方は戸籍謄本が必要。
→大阪で婚姻届を提出するなら:新郎の方は戸籍謄本が必要。
→沖縄でリゾートウエデング&沖縄で婚姻届も提出したい:お二人とも戸籍謄本が必要
といった具合です。
特にリゾートウエディング先で記念に婚姻届も出したい、挙式日と入籍日を一緒にしたい、とお考えの方は、必要書類等モレが無いように十分準備しておきましょう。
本籍地が遠方の場合は戸籍謄本を郵送で取り寄せることもできます。日数がかかりますので早めにお役所に問い合わせて準備しておくとよいですね。
戸籍謄本の手数料として450円、郵送での取り寄せなら郵送代がかかります。
●印鑑
お二人のそれぞれの旧姓の印鑑が必要です。
(〈1〉で述べましたように、女性は「お名前の印鑑」でも可)
また、提出時に不備があった場合は訂正印として「婚姻届に押した印鑑」が必要となりますので、「きちんと書いたし印鑑も押したし大丈夫!」などと思わず、必ず婚姻届提出時には婚姻届に押した印鑑を持参しましょう。
婚姻届提出後に転入届などの届け出をするにも印鑑は必要となります。
(また、〈2〉にも書きましたが、証人2名の印鑑を押してもらうのも忘れずに!)
運転免許証などの顔写真つきの身分証明書を持参しましょう。●本人確認書類
〈5〉婚姻届の提出
どこに?いつ?だれが?料金は???
●提出先
結婚前の本籍地(夫or妻どちらでも)/結婚後の本籍地/結婚後の所在地 のお役所の戸籍係へ提出することがほとんどです。
また、国内リゾートウェディングや海外ウェディングの滞在先での提出もできます。(一時的な滞在地でも「所在地」とみなされるため)
ただしその場合は、必要書類など規程がありますので、現地のお役所や日本大使館にあらかじめ問合せをしておく必要があります。
●提出時間
婚姻届は、365日24時間無休で受け付けてもらえます。
ただし、戸籍係の窓口の開いていない時間帯である夜間や休日は時間外窓口への提出となります。提出はできますが、もしも記入内容に不備があると保留されてしまいます。後日修正すれば提出日=受付日、としてもらえますが二度手間となるのでご注意ください。
●提出日
婚姻届を届け出て受理された日=入籍した日となります。
ぜひこの日を入籍日にしたい!という希望がある場合は、記入漏れや間違いのないよう気をつけましょう。
●届出人
基本的には自分たちで届け出ます。
基本的には入籍するおふたりで届け出ます。
ふたりの内どちらか一方でも構いません。
記念すべき婚姻届の提出です。思い出になるようお2人そろっての提出が叶うと良いですね。
代理人や郵送も可能。
どうしてもご本人たちが役所へ出向けない場合は代理人による提出も可能ですが、代理人の印鑑や身分証明書が必要です。
遠方で都合が付かない場合は郵送も可能です。
●手数料
婚姻届には手数料はかかりません。
※新しいお名前の実印にて婚姻届を出された場合、一緒に実印の印鑑登録手続きも済ませておきましょう。
印鑑登録の仕方 をご参照くださいませ。
お二人の愛を誓う大切な婚姻届。
スムーズな届出には前もって準備を整えておくことがポイントです。
婚姻届の提出のその瞬間も、おふたりにとって良き記念・思い出となると良いですね。
余談ですが、婚姻届をカメラで撮影しておくのも記念になります。当たり前ですが婚姻届はお役所に提出してしてしまい手元には残りません。書きあがったらカメラで撮影しておかれる方もいらっしゃるそうですよ。
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