結婚して苗字が変わったら、
旧姓の印鑑はどうすれば良いかご存知ですか?
無事婚姻届の提出が済めば、いよいよ新しい苗字での生活がスタートします。結婚で苗字が変わると、印鑑も新しいものに変えなくてはいけませんね。
また、いままで使っていた旧姓の印鑑はどうすればよいのでしょう?
具体的にどのようなことが必要かひとつずつみてゆきましょう。
結婚に伴い
A.印鑑を新しく作り直す必要があるか?
B.結婚後どのような手続きが必要か?
C.使えなくなった印鑑の処分はどうすれば良いのか?
についてご説明します。
入籍の前と後。必要な印鑑はどう変わるの?
結婚で苗字が変わるということは、それまで使っていた苗字の印鑑は使えなくなってしまうということです。
例えば、下図のように、実印・銀行印・認印それぞれについてみると、いずれも結婚後は新しい印鑑に作り変える必要が出てまいります。
※苗字ではなく、下のお名前の印鑑(「美和」と彫られた実印や銀行印)でしたら、そのまま結婚後もお使い続けていただくことができますよ。
ご結婚後、「木村美和」さんになられる方の場合でみてみますと。。。。
【 実印 ]
最も重要な役割を果たす実印です。
ご結婚前に使われていた実印が、①「名前のみ」の実印 の場合 と②「旧姓 /フルネーム」の実印 の場合 によって異なってきます。
①「名前のみ」の実印を登録していた場合
A.印鑑は新しく作り直す?→印鑑は結婚後もそのままお使いいただけます。
B.どのような手続きが必要?→市区町村が実印の印鑑登録を管理していますので、市外への転居があるかどうかで変わってきます。
◎市外への住所の変更が無い場合(引っ越ししない 或いは 同じ市内の中で引っ越し など)→
[1]婚姻届提出により旧姓での印鑑登録は取り消されます。[2]婚姻届提出後、新しい姓名で印鑑登録手続きを行います。(この時登録する印鑑は、今までお使いの「名前のみ」の印鑑をそのままご使用いただけます。)
◎他市へ引っ越しする場合 →
[1]引越前の役所にて印鑑登録の廃止手続き(廃止する印鑑と印鑑登録証が必要)ののち、[2]新住所の役所にて印鑑登録を改めて行います。(この場合ももちろん、今までお使いの「名前のみ」の印鑑でOKです。)
一般的には転出届を出すと自動的に印鑑登録が消去される市区町村が多いようですが、念の為廃止手続きをしておくと安心です。
変更の手続きが必要な場合は、婚姻届や転出・転入届を出す際に一緒に手続きを済ませておくと手間が省けて良いですね。
②旧姓やフルネームで登録していた場合
A.印鑑は新しく作り直す?→名前のみを彫刻した新しい実印がおすすめです。
B.どのような手続きが必要?→その新しい印鑑を役所にて印鑑登録する必要があります。
[1]古い実印を一旦 「印鑑登録の廃止申請」をして取り消し、その後 [2]新しい実印で「印鑑登録」しなおす必要があります。
(実際は、姓が変わった時点で「印鑑登録」は失効されますが、念の為 廃止申請をしておくと安心です。)
手続きの内容は①の場合と同じで、新しい実印を準備しておく必要があるところが異なりますね。
例えば、ご結婚されて、木村美咲さんになった場合の実印は。。。。
Q.名前で実印を作るのですか?ちょっと馴染みがないのですが。。。
A.女性用の実印は、「名前のみ/ヨコ書き」で彫刻することをおすすめします。
ただし、会社の役員などの肩書をおもちだったり、ご自分で会社を経営されていらっしゃる場合は男性同様 「フルネーム/タテ書き」で実印として登録・ご使用いただけます。
では、印鑑登録の廃止や印鑑登録って具体的にどうすれば良いのでしょう??
次に簡単にご説明します。
「印鑑登録の廃止手続き」はどうするの?
印鑑登録を廃止する場合は、
- 今まで登録していた実印
- 印鑑登録証
- 本人確認書類(運転免許証など )
を持参のうえ、登録していた市区町村の窓口にて廃止申請を行います。
「印鑑登録手続き」はどうするの?
新しい印鑑で印鑑登録を行う場合は、こちら を参考にしてください。
- 印鑑登録したい新しい印鑑
- 本人確認書類(パスポートや免許書など、官公署発行の顔写真付きの身分証明書)
- 登録費用(100~300円くらいです。)
を持参します。
このように、実印については少々ややこしい面もありますが、
結婚後の新生活において車を自分名義で購入したり、土地や家を購入するご予定がある場合に必要となるのが実印です。
ご結婚の機会に手続きを済ませておかれれば、いざ実印と印鑑証明が必要!となった場合も慌てずに済みますね。
Q.もともと実印そのものを持っていないのですが。。。
A.ご負担でなければ、ご結婚を機にあつらえることをおすすめします。
実印は、特に若い方には出番のない印鑑ですので「私、実印なんて持っていません。」という方も多いことでしょう。女性には確かに出番の少ない実印ではありますが、今後結婚して自分たちの新しい家庭を築く上で、自動車の購入や夫婦共同でのローン契約、また先には遺産相続などの機会も出てきます。そんな大切な場面で必要となるのが実印です。
また、実印は①印鑑を購入し→②自治体で印鑑登録手続きを行い→③印鑑証明書を発行してもらう、という一連の手続きが必要な重要度の高い印鑑です。 いざ必要、いう時にスムーズに対応できるように、結婚というひとつの節目であつらえておくのは、社会人としても大切な心得とも言えます。
【 銀行印 】
銀行口座やゆうちょ口座の開設時に必要となる銀行印。
銀行印も ①「名前のみ」の印鑑 か ②「旧姓」で彫られた印鑑 か で手続きが異なります。
①「名前のみ」の銀行印をご使用の場合
A.印鑑は新しく作り直す?→そのままその印鑑をご使用いただけます。
B.どのような手続きが必要?→苗字が変わっていますので、名義変更の手続きが必要です。
②旧姓で彫られた銀行印をお使いの場合
A.印鑑は新しく作り直す?→新しい銀行印を作り直しましょう。 女性の場合は、「名前のみ/ヨコ書き」の銀行印がお勧めです。
(銀行印は男女とも「ヨコ書き」となります。これは『お金がタテに流れてしまわぬよう。。。』とのことからだそうです。
また男性は「苗字のみヨコ書き」となります。)
B.どのような手続きが必要?→銀行や郵便局、生命保険等、ご契約の金融機関の窓口にて 新姓の印鑑への改印届と名義変更が必要となります。
(生命保険や損害保険の場合は、保険会社によって対応が異なりますので、お問合せ下さい)
- 旧姓の印鑑
- 新しく作った印鑑
- 通帳や証書 等
- 本人確認書類
を本人が持参し、取引店の窓口にて名義変更と改印手続きを行う、というのが概ね(おおむね)の対応となります。
お給料の振込みや 各種引落し口座として必須の銀行口座は、早めに変更の手続きをしておきましょう。
【 認印 ]
A.印鑑は新しく作り直す?→新しい姓の認印を一本用意しておきましょう。
B.どのような手続きが必要?→認印は登録や届出の必要がない印鑑ですので、特に手続きはありません。
Q.夫婦で一本の認印を共用しても良いでしょうか?
A.特に支障はありませんが、せっかくの機会ですのでご自分の認印を用意されると良いでしょう。
ご主人の認印を「家族の共通認印」としてご使用の場合はそれで十分だと思われます。
けれど、普段ご自身でお仕事や個人的にお使いになる機会が多い方は、ご主人の認印とは別にご自分用の認印を一本用意しておきましょう。夫婦それぞれが署名し捺印することが必要となる場合もございますので、結婚を機に女性も新しい苗字の認印を一本ご用意されることをおすすめします。
なによりも、新しい苗字の認印は、おふたりが同じ苗字でこれからずっと寄り添って生きていく証(あかし)。男性から女性へ、入籍の記念や結婚の記念に贈られる方も増えていますよ。
必ず必要なものだからこそ 記念になるものを。
社会生活を送るうえで必ず必要となるのが印鑑です。また、大切な人と結ばれた印(しるし)として、パートナーの苗字でこれから共に歩んでいく証(あかし)として。
お二人の新生活をスムーズに始めるためにも、良い印鑑を準備しておかれると良いですね。
新しい名前の印鑑はパートナーと共に生きてゆく決意を込めた 素敵な記念になることでしょう。
C→使えなくなった旧姓の印鑑はどうすれば良いでしょう?
旧姓の印鑑はもう出番も使い道もなく、その後の処分に困ってしまいますね。
方法としては、大きく3つ挙げられます。
1.全ての改印届が済んだことを確認したのちに、印面を潰して(防犯の為)処分。
処分、といってもそのままゴミ箱に捨ててしまうのはしのびありません。お正月に神社で焼いてもらうなど、軽々しく捨てるのではなくきちんと「お暇を出して始末」をしてあげると良いですね。
2.全ての改印届が済んだことを確認したのちに、印鑑供養。
これまでご自分の名前を印してくれた印鑑の働きに感謝と労いの気持ちを込めて印鑑供養をしてもらえれば、新しい印鑑も気持ち良く大切に使えそうですね。
ご自分で神社に持ち込むのはタイヘン、という方は、お預かりしてご供養させていただきますのでお気軽にご相談ください。
3.新しい名前に彫り直し(改刻) してもらう。
大切な印鑑、思い出の印鑑、形見の印鑑、というように印鑑そのものに思い入れがおありの場合は、彫り直し(改刻)もうけたまわっております。
いずれの方法も、それまで印鑑としての役割を全うしてくれたことに感謝していただけるとたいへん嬉しく思います。
そして、新しい名前でスタートするお二人の新生活がどうぞ素敵なものでありますように。
印鑑作成 のご相談うけたまわっております
お電話(0778-51-0628)やFAX(0778-53-1133)、メール: toiawase@kaiunya.jp などでもうけたまわっておりますのでお気軽にお問合せください。
人生や幸せな日々の「あと押し」となる、そんなかけがえのない あなたのための「しるし」となりますよう お手伝いいたします。
結婚する2人におすすめ、
お互いの名前と想いを結ぶ「しるし結び」
一生ほどけることのない、
2人だけの証をつくりませんか?
10年後、20年後の未来で、
もしも2人がぶつかりそうになった時や、
すれ違いそうになった時に、
「大切な初心」を思い出せますように。
2人の心がいつまでも結ばれ続けますように。
しるし結びとは
しるし結びは、永遠の愛を誓う2人のためのしるしです。
縁(えん)の中に2人の名前と想いを結んだしるしをお入れします。
しるし結びを通して、永遠の愛を誓った2人の愛がいつまでも結ばれ続けるためのあと押しができたら幸いです。
商品ラインナップ
<しるし結びリングピロー>
お互いの想いと名前を刻んだ「しるし結びリングピロー」は、永遠の愛を誓う結婚式におすすめです。
<しるし結び 印鑑ケース入れ桐箱>
<しるし結びボード 柘植(つげ)の木>
2人で暮らす新居のリビングの壁や玄関の壁にかけて飾ったり、スタンドにたてておくことで、いつまでも2人の初心を思い出すことができます。