夫の印鑑登録を 妻が代理人としてやってみました
家族が代理で印鑑登録や印鑑証明書の申請は可能でしょうか??
住宅の購入や車の購入で必ず必要となるのが実印と印鑑証明です。
必要になってから慌てて準備する・・・なんてこともあるかもしれませんね。
良い印鑑が準備できたところで、いざ印鑑登録・・と思いきや。
平日はお仕事でなかなか時間が捻出できない旦那様。
今週末には 実印と印鑑証明書が必要なのに!
というわけで、
妻である私が夫の代わりに代理人として 印鑑登録の手続きや 印鑑証明の発行をしてもらえるのでしょうか?
実印については「大切な印鑑 : 実印について知ろう」を。
印鑑登録については「実印の印鑑登録はどのようにするのでしょうか?」を。
印鑑証明書については「印鑑証明 を取るには?」を。 それぞれご参考下さい。
※実印の印鑑登録制度や印鑑証明書の取り扱い等につきましては、自治体によって規定が異なります。詳しくは お住まいの市区町村窓口にてお問合せいただくともっとも確実でございます。
結論から申しますと、「印鑑登録」も「印鑑証明書の申請」も、いずれも 代理で手続きは可能 です。
・印鑑登録:本人が手続きする方が早くてラク。代理人は少々お時間と手間がかかります。
・印鑑証明書の取得:本人でも代理人でも手続き可能です。(詳しくは「印鑑証明書 を取るには?」をご覧ください。)
代理人の方でも手続きできますが、 やはりご主人本人が印鑑登録申請や印鑑証明書の発行の申請の手続きを行えるのならそれが最も早く、当日中に済むことも事実です。
★本人による申請が最も確実で迅速
管轄の地方自治体によって規定は様々ですが、おおむねでは、 本人が窓口へ出向き、
- 登録したい印鑑
- 身分証明書(官公庁が発行する顔写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポート)
- 必要な費用( 自治体によりますがだいたい数百円くらいのようです)
を持参すると 「即日」発効してもらえるケースがほとんどです。
また、印鑑登録と同時に印鑑証明書も即日で交付可能です。
本人以外の「代理人」による申請も可能ですが、代理人の手続きとなると時間と手間がかかります。
★代理人による印鑑登録の手続き
例を挙げて検証してみましょう。
例えば 鯖江市 の場合。。。
「原則として本人が手続すること」とし、「本人が病気などやむを得ない理由があるときに限り、代理人が手続できます」 とのことです。
代理人が 印鑑登録の手続きをするためにはまず『代理人選任届』(いわゆる委任状)の提出が必要となります。
①代理人が
- 実印登録したい印鑑
- 『 代理人選任届 』(委任状)
- 申請者(この場合は夫)の保険証など
- 代理人(この場合は妻)の認印
- 代理人の本人確認書類
を持って窓口に出向きます。
印鑑登録申請書 に必要事項を記入し、窓口にて手続きを行います。
この日の手続きはここまで。
②後日、申請者本人(つまり夫)宛に
印鑑登録を代理人(つまり妻)が行って良いかどうかを確認する 『照会書』が郵送されてきます。
「あなた(=夫) の名前の印鑑で 印鑑登録したい、という届け出が市役所にきていますが、これを受理してOKですか?」という確認ですね。
この『照会書』に必要事項を記入します。
③再度 窓口に出向き、
- 登録したい印鑑
- 『照会書』
- 代理人の認印
- 代理人の本人確認書類
を持参し窓口で手続きを行い、問題が無ければ印鑑登録が完了し、印鑑証明書の発行に必要となる「印鑑登録証(カード)」も発行されます。
そのまま一緒に印鑑証明書を申請することも可能です。
このように、 代理人が印鑑登録の手続きを行う場合、ご本人が直接手続きされる場合と比べると少々手間がかかるかもしれません。
けれど、手続き自体は『代理人選任届』と後から郵送されてくる『照会書』が余分に必要となること・日にちがかかること、を除けば代理人による印鑑登録はさほど手間ではありませんね。
ただし照会書の郵送による確認作業が入るため、数日かかることは否めませんので、お急ぎの場合は日にちに余裕を持って手続きできるようにした方が良いですね。
「代理人による印鑑登録の仕方」のまとめ
★本人が行うのが一番早くてシンプル
「印鑑登録」申請手続きは、 本人が
- 登録したい印鑑
- 本人確認書類
を持参すれば即日登録してもらえます。
またその場で一緒に印鑑証明書を発行してもらうことも可能です。
★代理人でも手続きできるが日にちの余裕が必要
一方、代理人が申請手続きを行う場合は、それほど煩雑な手続きではないものの、数日かかってしまいます。
いずれにせよ、不動産の契約や自動車の購入など 大切な場面で必要となるのが 実印 です。
早めにご準備をしておけることが一番ですね。
※実印の印鑑登録制度や印鑑証明書の取り扱い等につきましては、自治体によって規定がそれぞれ異なります。詳しくは お住まいの市区町村窓口にてお問合せいただくともっとも確実でございます。
印鑑そのものの準備もお早めに!
肝心の 実印として登録する「印鑑」そのものについても 後で後悔等無いように自分のこだわりや思いを込めた一本を余裕を持って作っておくと尚良いでしょう。一度つくれば、恐らく一生ものとなる重要度の高い実印。信頼の証(あかし)として、良い物をご用意ください。
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